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寒い!
by 札幌窓辺のねこ
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ロバヲさんが可哀相・・・(?)。
d0032633_5275235.jpgいつもの様に、遅刻して仏語クラスに出る。
ポーズの時、何やらクラスメイト達がお花がどうのとぶつぶつ小声で話している。
“?”と思って尋ねると、何と、最近暫く休んでいたRさんが自殺したという事だった・・・・。
皆それぞれ個人的に親しかった訳ではないが、机を並べていた期間は結構長いので、
割り勘で花を買おうという話だったのだ。



Rさんもまた、変わった人だった。
そもそも仏語を長くやっている人というのは、奇人・変人が多い様子だが
(そして自分もまたその一人)。
(ただ個性的というのなら一向に構わないのだが、
所謂“嫌なタイプ”というのも少なくない・・・。)
東大を出て早稲田の大学院で勉強していた(らしい・・・よくは知らない)彼女が
このクラスに入ってきたのは何時の事だったか・・・。
基本的に波長の合わなさそうな人には全く興味を持たないのだが、
(そして何年経っても名前すら覚えない。)
(そしてこのクラスも見事に誰一人として波長が合わない・・・。)
何で彼女の印象が深かったかと言うと、
床に置いておいたカバン(かなり大きい)を彼女に蹴っ飛ばされ、
それで軽くムッとした、というのが初めだったか・・・
“こんな大きなカバンが見えていないなんて、周囲が見えてないか著しい運動神経の欠如か?”とか思ったものである。
それから何年か前のパリ祭のパーティーの後の3次会の時、
わざわざ浴衣で着飾っていた彼女が、
我々(パーティーでつるむ面子は何時も大体決まっている)の後に
ぴったり付いてきた事があった。
・・・・・背後霊の如く・・・。
恐らく、彼女は通訳のCさんと近付きになりたかったのだろう・・・・。
たまたま隣に座った彼女との間には白い空気が流れていたので、
音楽の話でも振ってみた。
なんと、キュアーが好きだという。
ををを、ゴシック・パンク仲間か!と思って
話を続けようと試みたものの、会話は13秒で終結・・・・。

学歴からも容易に分かるが、頭は大層良いらしかった。
フランスばかりではなく、仏語圏アフリカやらイタリアやらにも滞在した事もあるらしい。
だが、いつもタイミングと言うか、間の悪い人だった。
授業中もよく話したがるのだが、
明らかに先生もイラついているのに、今は話すべき時ではないのに、
自分のペースでしかも結構のろのろ話す。
いわゆるKYというヤツか。
高学歴なのにまだ仕事はしていなかった様子で(これもよく知らない)、
更に留学を考えているらしかったが。
こうタイミングが悪いと、周囲から人が遠のいていくのではないだろうか、
と心配した事も一瞬だけあったりする(だが所詮親しい人ではないので、どうでも良い)。

その彼女が自ら命を絶ったという。
・・・・実は、それ程衝撃ではなかった。
やはり悩みを聞いてくれる人が居なかったのだろう・・・・。
友達はある程度居たらしかったが、“親友”は居なかったのだろう、きっと。
34歳にもなってまだ仕事にありつけていないという現実。
だが、優秀な自分は安っぽい仕事はしたくない。
優秀ではない人間と話をしても面白くなんか、ない。
よく彼女を知りもせずこんな事を言うのは甚だ失礼かも知れないが、
彼女にそういう所が全く無かったとは思わない。
就職難については確かに不幸だと思う。
首都圏では景気が良いのかも知れないが、此処北海道はまだまだ冬。
しかも得意の仏語を生かせる職場は殆ど無い。
なので、多くが北海道を出てしまう。そうせざるを得ない。
だが、“余計な”プライドは何とかなったはずだ。
変わろうと思えば変わる事ができたはずだ。
もう少し自分の敷居を下げれば、もっと世界が広がっただろうに。
折角優秀な頭脳を持っていたのに、それこそ“もったいない”。
自分の背負う存在の意味や宿命や役目を考えなかったのだろうか。
20歳前後なら猪突猛進も分かる。
だが、それから少なくとも10年は人生経験を積んできた“大人”のはずなのに。
彼女よりももっと、ずっと大変で辛い思いをしている人は沢山居るのに。
誰だって簡単に、楽に生きてなんかいないのに。
たとえ親友や恋人が居なかったとしても家族が居ただろうに
(ある程度育ちの良さそうな彼女、家庭環境は至ってノーマルだったと思われる)。
手塩に掛けて育てた娘に死なれて、ご両親はどれだけ悲しむ事だろう。
彼女は自分が負け犬だと思って死に及んだのかも知れないが、
生きてさえいれば、リベンジのチャンスはあったのに。
死んでしまう事こそが負けではないのか?

そう、命を粗末にした彼女に腹が立つのだ!
“地獄に行ってしまうぞ!”

アリアンスでは以前、事務の女性(20代)が突然死した事があった。
その彼女はとても優しく、気遣いのある、純粋で素直で心の美しい人だった。
とても良い人だったので、大好きだった。
勿論、皆に愛されていた。
なので、非常にショックで悲しかった。
何故こんな天使の様な人が死ななければならないのか!と。

・・・中学時代の同級生の死も思い出した。
その子は色白に長い黒髪も美しいおっとりと大人しい大和撫子だった。
それまでは遠い存在だったのだが、
一度席が近くなった事で彼女を初めて知った。
成績も目だって良かった訳ではなかったが、
兎に角真面目できちんとしているので、
コンスタントに“良”な成績を取り続けていた。
そんな彼女を尊敬した。
自分とは余りにも対照的で。
派手で気紛れでルーズな自分とは全く違う。
しかも性格もとても良い。
少しは見習わなくてはと思ったものだった。
その彼女が転校してしまった。
転校した先は田舎で、ただでさえ閉鎖的(歴史の無い、寄せ集めな北海道は開放的)のに、
“良”な成績は其処では“優秀”だったらしい。
つまりそれまでスポットライトが当たった事が殆ど無かったのに、
いきなり煌々とその下にさらされてしまったらしいのである。
そして繊細な彼女はそのストレスの余り死んでしまった・・・・。

いずれにしても若い命が途絶えるのは痛ましい。
自分にしても、結構色々乗り越えてきたつもりだ。
その猪突猛進な頃には手首を切ろうとした事もあったし、
煙草の火を手の甲に押し付けた事もあったし、
拒食症に陥ったのも自殺願望に共通する所が在る。
だが、それも過去の事。
今は“ヒト”という物がもっと動物なのだという視点の上で成り立っている。
“自然”に。
そして自分を頼りにしてくれる存在が人でも物でも一つでもあれば、
充分なのではないかと思う。

Rさんがどういう手段で自殺したのかは知らないが、
キュアーを聴きながら逝ったのではないだろうか・・・・。
ともあれ、冥福を祈る。
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by micak | 2008-06-21 05:29 |
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