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寒い!
by 札幌窓辺のねこ
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本日のStéphane☆【TSR-Le Journal-渡米の理由】。
本日のStéphane☆【TSR-Le Journal-渡米の理由】。_d0032633_90121.gif先日のTSR Le Journal(11/06/2008)のインタビュー。
例によって意訳・要約・難解な部分の橋渡し的推測在りなので、宜しく!



DR=お馴染み、TSRのキャスターDarius Rochebin。

DR: この度ステファン・ランビエルは米国に渡り、
NYから約40分のウェインに拠点を移す事になりました。
巷ではサッカーで盛り上がってる所ですが、今夜はその話はひとまず置きまして。
彼自身が何故発つのか理由を説明してくれます。
既に輝かしいキャリアを持つこの23歳の更なる成長が楽しみなところです。

ステファン・ランビエルの米国での新たな冒険が始まろうとしている。
より高みを求めるヴァレーっ子はより遠くへ旅立つ決断をした。
米国では経験豊かなヴィクトール・ペトレンコの下、更なる表現の模索に勤しむ。
新たな芸術性との出会いは彼に完璧な栄光をもたらす事となるだろう。
彼が米国を選んだのは、テクニックを身に付けるだけではなく、
恐らく“異なる空気”を望んだからだ。
最近の彼の成績からそうした“変化”の必要性を唱える説も既に幾つか挙がっていた。
3月のイェーテボリの世界選手権で5位に終わり、
その輝かしいキャリアに汚点を残してしまった事が話題となり、
論争すら巻き起こしたのは記憶に新しい。
ステファンは自ら頁を捲る。
彼はペーター・グリュッターとの13年間に渡るコラボレーションに終止符を打つ事にした。
しかし彼らが築き上げてきた
2度の世界チャンピオンとトリノ・オリンピック銀メダルという栄冠の歴史は
人々の記憶に強く残り永久に消える事は無いだろう。
サクソンの星の王子様の新たな章が始まろうとしている。
米国での冒険は、2010年のヴァンクーヴァー・オリンピック金メダル奪取という事で
名誉を挽回する為の言わば殴り込みだ、スケート靴での。

DR: ステファン、こんばんは。
SL: こんばんは。
DR: スイスの秘蔵っ子で大の人気者の君がまた、嵐を巻き起こしているね。
何故国を離れるの?
SL: 確かに此処スイスでは幸せに暮らせています。全く恵まれています。
   でも、トレーニングの環境は段々と難しいものになってきているのです。
   僕はヴァンクーヴァーのオリンピックに備える為の完璧な環境を求めているのです。
DR: でもそれが何故、此処ではないのだい?
SL: ええと・・・具体的な事になるのですが・・・でも、重要な事なんです。
   リンクです。そこでは4時まで僕がリンクを占領できるのです。
   もし望めば朝9時に行っても練習できる。正午に行っても。
4時からは子供達が来るけれど。
  兎も角、僕の好きな様にトレーニング・プログラムを組む事ができるのです、
今までよりも・・・・。
DR: それは此処スイスでもできる事ではないのかな?
SL: ええと・・・今日までは実はできませんでした・・・。
DR: 今まで此処ではそうした環境を要求できなかったのかな?
SL: 僕が要求するのではなく、それが其処に存在して欲しかったのです。
   徹底的な練習ができ、本当に自分の為になる・・・。
DR: 地元ファンの人達にはショックな事で、彼らを悲しませる事にもなるよね?
   ファンの気持ちが離れていくと思わない?
SL: ・・・・発つ目的はあくまでもトレーニングです。
  僕の心は此処に在ります。僕の暮らしもスイスに在ります。
  一人のスイス人、
サクソン在住のステファン・ランビエルであることに変わりないのです!
DR: まあ、君は突然コンペを棄権して
人知れず工場で働いたりした事もあったりで、
  皆を驚かせるのは得意だよね・・・・でも今回は国を出て行く・・・・。
  今23歳だね。2年後の25歳というのはフィギュア・スケーターとしては結構年だよね。
  最期のチャンスかも知れないよね?
SL:ええ、その通りです。それも今回の決断の一因です。
  これが最期の機会なのです。
  来るべきオリンピックに向け、準備をしなくてはならない。
  その為に僕は渡米する・・・・それが最善の道だと思ったのです。
DR: 君はウェインという所に拠点を構える。そこはNYから約40分・・・。
  NYは沢山楽しい事や誘惑があるよね、ローザンヌやジュネーヴより。
SL: いや、実際の所よく分からないのですけど・・・
確かにより多くの物があり、より多くのする事もあるでしょう。
  でも先程も言った様に、渡米の第一の目的はトレーニングです。
  ですから、僕の居場所は何を置いてもまずリンク、です。
  まあ、週末の休みの時には何かしらNYをエンジョイする事になるとは思いますけれど・・・。
DR: ありがとう、ステファン。
  米国でのストーリーの続きを楽しみにしていますよ。
  ところで話題はサッカーに移るけれど、
今大会で君が応援するのはやはりルーツであるポルトガル?
SL: ええと、ポルトガルとスイスを応援しているのですが、
  スイスがチェコ戦での敗戦を挽回してくれるといいですね。
DR: 土曜日のバーゼルでの試合で
アレクサンダー・フライの涙の退場(※)を見たよね?
SL: ええ、痛々しかったですね・・・。
   あるスポーツに全てを賭ける。
   涙ぐましい努力を重ねてその時に備える。
   それなのにその苦労も全てが一瞬にして水の泡、
全てが終わり夢は消えてしまう・・・。
   なのでアレックスの事はとても気の毒に思っています。
   でもスイスの選手達は皆頑張って欲しいです。
   彼らには勝ち進む力はあると思うのですが。
DR: ありがとう、ステファン、幸運を祈っているよ!

※アレクサンダー・フライの涙の退場
  EURO2008のA組スイスはバーゼルでの初戦チェコとの試合の最中、
  左膝を負傷した主将FWのフライを失う。
  靭帯を断絶して全治6週間、フライのEUROは僅か46分で終った。


スイスに対する愛を語る所が感動的(充分にその感動が伝わらない訳で申し訳ない)。
フライ選手の悲運に同情するのも、身に覚えがあって同感できるからだろう。
愛する家族や友人と別れ、
不味い食事やデリカシー不足な空気に耐えつつ一
人厳しいトレーニングに勤しむのは辛いはずだが、
2年後を見据える彼の瞳に翳りは、無い。
頑張れ!ポルトガルの血を引く子!!
今年度のGPシリーズのアサイン
が出た。
日程はコチラ
ステファン君はカナダ杯と仏のエリック・ボンパール杯にエントリーする。
ブライアンとの対決が見られる仏杯が特に楽しみ。
・・・・マイレージが溜まっているはずだから、お金的には結構大丈夫なのだが、
いかんせん、時間的に全く大丈夫ではない・・・・。

〔後日追記〕
これを訳してみた後、
スイス在住日本人のステ・ファンの方のもっとレヴェルの高い訳を見た・・・・。
なぁんだ、自分がわざわざやるまでも無かったか・・・。
でも、お陰様で分からなかったダリウスさんの“ファンを悲しませる”くだりが分かった。
例としてトレーニング拠点を海外に移したフランス人スイマー、ローヌ・マヌドゥの事を
上げていたのだそうだ・・・・ローヌを知らないのでチンプンカンプンだったワケだ。
更にステファン君の拠点のジュネーヴのリンクはこれから大規模な改装工事に入るそうで、
“リンクが自由に使えない”というのはそういう意味でもあるらしい、という事も分かった。
by micak | 2008-06-16 09:16 | Stéphane Lambiel
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