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寒い!
by 札幌窓辺のねこ
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Horta da Moura④。【第二日目】
③はコチラ

二日目の今日はクリスマス・イヴ。
ゆっくり起きて、まず外に出てみる。
天気は良い。霜の後の朝露に濡れた草花。
またも、真冬に輝く緑や咲く花に驚嘆する。
まだ霞む向こうの丘の斜面には羊が散らばり、そのカラン、カランという首の鈴の音が
響き渡る。
あと、聞こえるのは鳥の囀りと風の音のみ。
それから時々、黄色い花の蜜を集める蜂の羽音も聞こえる。
なんという澄んだ空気だろう。
・・・あ、ウサギ?




美味しい空気を吸って空腹を覚えたので、朝食に行く。
この朝食がまた、素晴らしい。と言うか、朝食こそ、素晴らしい!
地元で作られたジャムや地元で採れた蜂蜜が数種類。
焼きたての田舎パンは籠に収まって、麻布が掛けられている。
皆、近所の農家の物なのだろう。
産みたての卵とか、採れたてのミルクとか、それで作られたバターとか。
何と言う幸せ!最高の贅沢!
都会に暮らしていると、飾り立てられた豪華な物は金さえあれば何でも手に入るが、
それらは度々虚飾の仮面を被っていて、その愛の無さに空しさを覚えたりする。
一方、此処に在る物は。慎ましくも質素で、元来決して高価な物ではない。
が、それは金には代えられない、豊かさが在る。
本物のジャムや蜂蜜やパンは何にも増して、美しい。
・・・余りにパンが美味しくて、困った、止まらない・・・・。
(今まで食べたパンの中で最も美味しい、と言っても過言ではない。)
(朝焼いたパンをその日中食べるので、夕食の頃には多少味は落ちてしまっている、という訳。)

午後はいよいよ乗馬。
少しドキドキ。
馬小屋へ行って、書類にサインする。
ガイドしてくれるのは、若い牧童。・・・うう。ポルトガル語しか通じなさそう。
“・・・馬には乗ったことがありますか?”と尋ねられる。
“ええ、1・2度”
“ええと。右に曲がりたい時は、こう。左は、こう。簡単ですね?”
“はい、それ位は大丈夫です”
“まあ、何もしなくても、馬がよく分かっていますから”
“この馬は何と言う名前ですか?”
“マンジャローナです”
・・・位の会話は成立したが、それだけ。
牧童もそれを察知したのか、若しくは元来無口なのかは知る由も無いが、
あとはずっとただ付いて行っただけ。
ただ、彼が釣竿の様な、とても長い鞭を持っていたのが疑問だった。
d0032633_2123972.jpg

マンジャローナに乗って、いざ出発!
ホテルの周囲にはやはり馬を飼っている農家が数件。
あとは、ただ、コルク樫とオリーブの林や野原や丘があるだけ。
嗚呼、美しい。空気が美しい。空が美しい。
オリーブの葉の濃い艶やかな緑が美しい。
馬上からの視界が美しい。
絵の様な田園地帯で馬に乗る自分の姿を想像するに、美しい。
と、牛の群れがのんびり草を食みながら寛いでいる。
道無き道を行く馬は、牛の間を縫って行く。その時、例の鞭が登場。
そう、その妙に長い鞭は、馬に使うのではなくて、牛や羊を追い払うのに使うのだった。
なるほど!納得。
マンジャローナは本当によく分かっていた。
何もしなくても、道を覚えていて、どのルートを採れば良いのか、どこでどうすべきなのか、全て把握していた。
これでは、全くもって賢いのは馬で、馬鹿なのは人間という事になってしまう・・・・。
林を抜け、牧草地を抜け、農道を横切り、時に普通の車道を通り、
約1時間の散歩はあっという間に終ってしまった。
寡黙な牧童はさっさと自分の仕事に戻り、敷地内の馬場で馬の調教をし出した。
・・・物足りない!もっと乗りたい!
そこで明日の予約をしようとした。
だが、受付の人は笑いながら答える。
“明日はクリスマスですよ。いくらなんでも、お休みですよ!”
・・・・仕方が無いから、明後日の予約をして、部屋に帰った。
帰ってみると、テーブルに何やらメッセージが。
“Jantar de Natal:クリスマス・ディナーのご案内----
明日の夜、ささやかな晩餐をご用意致します、
コースをお望みの方はスタッフまでご一報を。”
と、メニューが置かれている。
①Canja de Aves(葡でポピュラーなチキンスープ。よく米やパスタが入っている)
(でも、avesというのは特にチキンを指すわけではないので、
出汁は他のジビエの可能性あり。)
②Espargos gratinados com presunto(アスパラガスのハム入りグラタン)
③Bacalhau cozido com tudos(茹でバカリャウ野菜添え。葡と言えばコレ!な、鱈料理。
塩抜きした干し鱈を、焼いたり煮たり料理方は様々。日本の干し鱈と異なり、大きく身厚。
cozidoは茹でて酢&オリーブオイルを好みでかけて食べる。付け合せには茹でた野菜がどっさりという、シンプルかつヘルシーな料理。)
④Perú assado no Forno com Puré de Maçã e batatas fritas
⑤Saladas
⑥Bolos regionais(アレンテージョ地方のケーキ数種)
以上。
さて、ここまでは意味が分かったが、問題は③。
Perúのオーブン焼き林檎のピュレ添えとフライドポテト、というのは分かるのだが、
Perúって何?
メニューを持って、レセプションに行く。
“あの・・・Perúって何ですか?”
ところが、レセプションの人達もあまり英語ができない。
(こちらは葡語が殆どできない。)
説明できなくて困っている。と、スタッフの一人が葡英辞典を持ち出してきた。
それを見せてくれる。・・・・なんだ、そうか、ターキーか!
葡萄牙でも、クリスマスの食卓には、七面鳥が載るらしい。
一件落着。お互いにっこり。ディナーの予約をして部屋へ戻った。

あとはまた、のんびり美味しい夕食をワインと共に頂く。
部屋に帰る時、降る星の余りの多さと美しさに驚愕。
しばし寒さも忘れて夜空鑑賞。
暖炉の燃える暖かい部屋では、またゆっくりお風呂を楽しむ。
豪華なバスルームだと、つい入浴時間もエンターテイメント。
(因みにこういう事もあろうかと、結構旅の時にはスキンケアグッズをちまちまと持つ。)
する事が少な過ぎる?それは当然でしょう、田舎のヴァカンスだもの。
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by micak | 2006-05-04 02:13 | 旅行・地域
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