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寒い!
by 札幌窓辺のねこ
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思い出したくない、消えない過去。
“来れなくても構いませんから、コレどうぞ”と
チケットを貰った。優秀で有名なA高校合唱部の定期演奏会。
幸い葡語の先生が帰国の旅中なので、今夜のクラスは無い。
仕事があるから開演には間に合わないが、後半なら聞けそうだ。
この春から3年生、受験生となる彼女が歌う姿を見る機会はもう無いかもしれないし。
行ってあげれば喜ぶだろう、と、行く気になった。
天気が良くて、自転車で行けるといういのもポイント。
(会場の札幌コンサートホール・キタラは、家からは軽く自転車距離。)
(これが寒い吹雪の夜だったりしたら、行く気半減。)



できれば前半こそ聴きたかった。
プログラム、前半が濃い内容、後半はポピュラーで軽い曲ばかりだったので。
でも、流石数々のコンクールで優秀な成績を収めている合唱部、
素晴らしい。演出もなかなか。
まだ体ができていない高校生なので、
声も薄いし、リズムの切れが良くない所もあったりはしたが。
肝心の前半を聴いていないので本当の所は分からないが、
後半の感じでは、品良くまとまり過ぎていて、少し物足りない・・・・。
が、何と言っても、単独で大ホールを使って2時間のコンサートをこなせるというのが、
いかに普段の練習量が多いかを物語っている。
OBやら父兄やらのバックアップも相当な物と見た。
やれ練習だ、合宿だ、遠征だ、と忙しくても、高校自体は進学校、
勉強も厳しいはずだから、両立はさぞかし大変だろう。

実は、A高校は母校である。
しかも合唱部にも在籍していた事もある。
今、頬を輝かせて楽しそうに歌っている彼女の、先輩なのだ。
・・・昔の合唱部は廃部寸前の状態で、こんなに活動も活発でもなければ、優秀でもなかった。
高校自体も、最近は改革が進んで、ユニークな制度を導入しているらしく、
人気があるみたいだ。
・・・昔も人気はあった、ただ、進学率が高い、というだけで。
いや、そう辛辣に言うのは、自分が悲惨な高校生活を送ったからかも知れない。
当時でも、楽しそうに通学していた一部の同級生達にとっては、
A高校は素晴らしくて楽しい学校だったのかも知れない。

真面目に勉強したことは、無かった。偉そうに言う事でもないが。
読書はかなりしたが、学校の授業を聞くだけで、
自分で復習とやらをした記憶は殆ど無い。
それでも中学2年までは良い成績を取れた、ムラはあったが。
が、3年になって周囲が勉強し出すと、自ずと成績は下降していった。
でも、内申は良かったし、我が家はN高校に行くのが慣わしだったので、
自分もそのつもりでいた。
だが、最期の進路相談の時。
進路指導の先生に言われた。
“もし悪い方にムラが出たら、危ないかもしれない”と。
それで、一応女だし、万が一中浪でもしたら大変、とばかりに
よく考えもせず、最終段階で進路変更してしまった。
後悔した。
自由なN高校とは正反対と言われる、宿題だらけの別名○大予備校なA高校。
行く前から自分に合っていないのは分かっていたし、
結局N高校受験に失敗した、というのは我が家では恥ずかしい事だった。
(周囲にいくら贅沢だと言われても。)
行くのが嫌で、入学式は熱を出して休んだ。
そんなスタートだったから、その後の3年間は酷いものだった。
苦痛以外の何物でも無かった。
毎日登校するのが大変だった。
成績も勿論悪い。
2年の時には特に担任とも折が悪く、体罰食らった事もあった。
(まあ、その担任はある生徒の母親と懇意になり、その子にテスト内容をばらした罪を追求され、結果追放されたという結局どうしようもない人間だった。)
ぼんやり死にたいとも思っていた。
3年になってその先の事を考えなくてはならなくなり、
方向が決まった後は、ただ前へ進むだけになって状況はいくらかはマシにはなったものの。
3年間で楽しかった事は?無い。
友達は?殆ど居ない。
良い思いでは?皆無。
良かった事と言えば、
①所謂“不良”“落ちこぼれ”と言われる子達でも、
性格が良かったり、頭が良かったりする人間が居るのだという事を、
自分がそのカテゴリーの中に居る事によって、初めて実感として分かったという事。
②それまでクラシック音楽しか知らなかった自分にDavid Bowieを勧めてくれた子が居た事。
③修学旅行で写真を撮る面白さを知った事。
今、振り返ってみても3年間は一種“ブランク”で、
何も得る事は無かった様だが、①は大事な大きな事だと思う。
もし、すんなり楽しい順調な高校生活を送っていたら、
もっとエリートな大人になっていた可能性はあるのだろうが、
鼻持ちなら無い嫌なヤツになっていた可能性もある。
②に関しては、良いのだか悪いのだか・・・・
クラシック音楽の勉強にロックは邪魔なだけなのだが(日本の教育システムでは)、
結局そこに自分の居場所を見つける事ができたワケで、
きっかけを与えてくれた彼女に感謝している。
③は、些細だね・・・。

合唱のコンサートに戻ろう。
後半の後半、ただでさえ大所帯なのに、更にOBOGが加わって、
総勢100人以上?の大合唱。
・・・・今のA高校の制服はタータンチェックのスカートにジャケット、と可愛らしいのだが
(つい最近モデルチェンジした)、
以前は地味な紺のツーピースにエンジのリボンタイだった。
・・・・その制服姿のOGが居る。
・・・・それまでは単に“わぁ、凄いな、今の合唱部は”とだけ思っていたのだが、
その姿が目に入ると、気持ちは揺れる。
そして、数曲のアンコールの後、〆は校歌!
相変わらず輝かしい顔をして歌う、彼女、及び団員&OBOG。
嵐の拍手。
だが、心は叫んでいた、“不愉快だ!”と。
校歌の前に席を立つべきだった。

受験の後、数年間はN高校の前を通るのは辛かった。
(N高校の前は日常通らざるを得ない。)
高校卒業後は悪夢の3年間を一刻も早く忘れようと務めた。
が、それも遠い過去の話になり、今現在、N高校の前を通るのも何でもないし、
こうしてA高校の後輩が目の前に居たりしても全く平気だ。
ああいう3年間を与えた己の運命を、許せると思っていた、もう大人なんだから。
だが、こうしてEX制服を見たり、校歌を聞くと
痛みがぶり返してしまう。消えないのだ、傷は・・・・・。
そう、過去の事実は消えることは、無い。

幸せな高校生活を送っている子達は羨ましい。
誇らしげにステージに立つ彼女は、まさかこの先輩はこんな暗い過去を持っているなんて、
夢にも思わないだろう。
まあ、知ったとしても、理解はできないだろう。
羨ましいけれど、妬みはしない。当たり前だけれど、君が悪いのではないのだから。
君は、素直に、真っ直ぐ羽ばたいて行け!幸運を祈る!!

帰り道も帰宅後もややフクザツな心境。
胸焼けするのは、夕食に食べたかき揚げのせいばかりではないだろう・・・・。
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by micak | 2006-03-28 07:00 |
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