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寒い!
by 札幌窓辺のねこ
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冬に思う。
雪祭りの華やかさも去り。
あと少なくても2ヶ月は、この暗くて寒い冬に耐えなければならないという
“重荷”に押し潰されそうになりながらも、人々はうつむき加減でコートの襟を立て、足早に職場へと向かう。或いは文句も言わず、ひたすら雪道で渋滞する道路を運転する。
・・・春は遠い。

が、しかし。
郊外へ向かう。郊外と言っても、都心から車で30分、里から5分程の。
馬に乗りに。
目を上げると、無機質でモノクロームな世界が広がる。
本来、様々に入り乱れるはずの色が、視野から抹殺されている。
灰色の空の下の山の黒い木立に白い雪。
木立は近景だと若干茶色がかって見えるが、それもせいぜい古くなった写真のセピア。
白い雪の壁に挟まれた白い道(雪の多い今年は、その“壁”も高くて、歩道も道路沿いの家々も見えない)を行くと、
横切ったどこかの犬が、黒い。
黒い手袋やキュロットには、白い毛が沢山付く。
そう、馬は白いのだ・・・・いや、実際にはクリーム色がかった鬣、夏とは異なる冬毛には薄茶や薄灰色が混ざっているのだが。
白くて長い睫毛をゆっくり動かしながらする瞬きのその目は、
黒々と濡れて大きい。
馬の、自分の息が白い。
寒気の中、インストラクターの頬だけが、赤い・・・・。


とある日曜。
昼のコンサートを聴き終え、外に出ると日はとっぷりと暮れ。
好天から一転、吹雪に近い雪である。
激しく降る雪の中を歩くのは久しぶりだ(いつもは車なので)。
BGMにBjorkの“Vokuro”とか“Joga”とか、Garbageの“You look so fine”とか、はたまたBarberの“Adagio”とかが欲しかったのだけれど。
こうした厳しい、もしくは悲しい曲を聴きながら雪中行軍するには、
あまりにも幸せな気分過ぎた。
吹き付ける風雪に息も詰まり、手足は凍え、道は遠く、人影も無い・・・・。
そうした場面が昔はあったはずなのだが。
いずれにせよ、今日は。
暖かいコンサートホールで楽しい演奏を聴き、
身も心もぽかぽかと暖かいのだ。
電停から家までの数分の間にその“熱”が冷めることもなく、
ただ久しぶりの雪道が楽しいだけだった・・・。


こんな風に、冬は美しい。
こんな風に、冬はロマンチックだ。
雪の白さが、空気の厳しさが、その純粋さであらゆる生命を奪おうとはするのだが、
むしろその追い詰められ、そぎ落とされた環境の中で我々は“生”を意識する。
聖なる空気を吸い、聖なる景色を見ては自らをも清める気持ちになる、偉大なる自然を前にして。
つまり、“冬は大変だ”“冬は辛い”と言いながらも、
“冬が大嫌い”なわけではないのだ・・・・。
雪は降る度に毎回、違う。
形状が。降り方が。積もり方が。
そんな事、南国の人には想像もつかない事なのだろうな。
2月。まだ春は遠く、気温も低い。
でも、降る雪が1月のそれとは明らかに違う。
そう、やっぱり春は近付きつつあるのだ、ひっそりと・・・・。

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by micak | 2005-02-21 04:10 | 時事・春夏秋冬
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